千里中央駅前クリニック
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BIA法(生体電気インピーダンス法)を用いた
体組成の測定について


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 当クリニックの体組成計が、12月より新しくなりました。

 新しい体組成計は、タニタの最新機種(マルチ周波数体組成計 MC-980A)で、より高い精度で体脂肪率や
 筋肉量などを評価することができます。


 測定項目は、体重、体脂肪率、脂肪量、除脂肪量、推定骨量、筋肉量、体水分量、BMI等です。
 筋肉量と脂肪量については、部位別(体幹部、右腕、右脚、左腕、左脚)の測定と評価が可能です。
 また、左右の筋肉量のバランスチェックや、体重に占める脚部の筋肉量評価を行うことができます。



図1 TANITA マルチ周波数体組成計 MC-980A





図2 結果の一例



 体組成はどうやって測っているの?                                               

 タニタの体組成計は、BIA法で体組成を測定します。BIA法は、身体の電気抵抗値(生体インピーダンス)を測定して、
 体脂肪率などを推定する方法です。脂肪組織はほとんど電気を通しませんが、筋肉などの電解質を多く含む組織は
 電気を通しやすい性質があるため、そういった性質の違いを利用して、脂肪とそれ以外の組織の割合を推測するのです。

 タニタの最新機種では、従来のものよりさらに正確にデータを測定することができる「リアクタンステクノロジー」を採用する
 ことで、生体組織からの電気的情報を増やし、精度を向上させています。




 内臓脂肪とメタボリックシンドローム                                               

 近年注目を集めている「メタボリックシンドローム」は、内臓脂肪型肥満に起因して起こる高血圧、糖尿病、脂質異常症 
 といった疾患群の総称です。メタボの判定には内臓脂肪量の評価が必須ですが、正確な内臓脂肪面積を測ることの
 できる腹部CTは被爆やコストなどの問題があり、誰もが簡単に受けられる方法ではありません。
 メタボ健診などでは、簡易なウエスト周囲径で内臓脂肪量を評価しますが、誤差が大きいなどの問題があります。

 タニタでは、体脂肪率や脂肪量、年齢、性別などから内臓脂肪面積を推定する方式をとっています。この推定結果は、
 CTによる内臓脂肪面積の評価と良好な相関関係を示しており、ウエスト周囲径よりも正確であることがわかっています。
 (この結果は、日本肥満学会、日本体力医学会、日本人間ドッグ学会、海外ではNorth American Association for the
  Study of Obesity
などで発表されています。)

 結果は、内臓脂肪レベル15960段階で示されており、レベル10が内臓脂肪面積100c㎡に相当します。
 レベル1014がやや過剰、15が内臓脂肪面積150c㎡に相当し、15を超えると「過剰」と判定します。





  メタボリックシンドロームの診断基準                                              

  ウエスト周囲計が、男性≧85cm、女性≧90cm(内臓脂肪面積100c㎡以上に相当)に該当する人で、

  【診断項目】
  ・空腹時の血糖が110以上
  ・血圧が最大血圧130以上、または、最小血圧85以上。
  ・中性脂肪150以上、または、HDLコレステロール40未満

  以上の3項目のうち、2項目以上に該当する場合、メタボリックシンドロームと診断されます。

  肥満症はもちろん、生活習慣病と呼ばれる糖尿病や高血圧、高脂血症などは、脂肪が内臓に蓄積した結果引き起こ
  されることが多いことが最近の研究で明らかになっています。

  これらの疾患は「死の四重奏」とも言われ、あわせて発症すると、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険が
  非常に高まることがわかっています。




 寝たきり予防に・・・ 脚の筋力を評価                                             

 最新機種では、脚部の筋肉量を点数化して表しています。これは、体重にしめる脚部の筋肉量を評価したもので、
 50150点の点数で置き替えて表示しています。言い換えれば、体重を支えるだけの脚筋量を持っているかどうかの
 バロメータになります。
 筋肉は20歳前後をピークに、徐々に衰えていきます。とりわけ、加齢による筋肉量の低下は、全身の中でも脚から
 先行して起こります。そして、脚力の低下から「転倒→骨折→寝たきり」と至るリスクが高くなり、これが寝たきり原因の
 第3位にもなっています。

 よって、もし脚力評価が平均を下回っていた場合は、脚力を維持向上させるために、意識的にトレーニングをすることが
 大切です。脚力が低下するとますます運動不足に陥りやすく、生活習慣病の発症や悪化につながることもあります。

 このように、全身の体重や体脂肪では分からない脚部筋肉量点数は、高齢者の健康維持に役立ちます。


 

図3 加齢に伴う脚や腕の筋肉量の推移グラフ



  参考資料 : 株式会社タニタ メディカル事業部 「これでわかる タニタマルチ周波数計 MC-980A」





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