睡眠時無呼吸症候群(SAS)と生活習慣病


いびきや日中の眠気はありませんか?
 

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 ▣ 閉塞性の睡眠時無呼吸症候群 (SAS) とは?

  

 近年、居眠りによる交通事故の原因として注目を集めた睡眠時無呼吸症候群(以下、SAS)は、その大部分が睡眠中の
 上気道(特に咽頭部)の狭窄・閉塞が原因でおこります。

 日本人の推定患者数は約200万人といわれていますが、治療対象患者の約85%が検査を受けておらず、放置している状態
 にあるといわれています。

 人は通常、仰向けで眠りますが、肥満による上気道の脂肪沈着、また扁桃肥大、巨舌などにより気道が閉塞することで、呼吸
 が停止します。 (下図参照)


       
 

 【 こんな症状が現れます

 いびきや睡眠中の無呼吸(家族に指摘されることが多い)、昼間の過剰な眠気、熟睡感の欠如、全身倦怠感など・・・




 ▣ SASと生活習慣病の関係は?

  

 SASは、高血圧や糖尿病などの生活習慣病と深く関わっており、特に、高血圧はSAS患者さんの半数以上に合併する
 とも言われています。
 
 また、最近注目されているのが、不整脈や心不全、心筋梗塞など、心血管疾患との関連です。睡眠時の無酸素状態は
 心機能を低下させ、また血管内皮機能を障害することで動脈硬化を加速させると考えられています。
 いびきや日中の眠気など、自他覚症状が見られる場合は、早めに検査を受けて早期発見、治療を行うことが重要です。




 ▣ SASのスクリーニング検査は、こんなに簡単!(健康保険で受けられます。)

 【 簡易モニター 】
 携帯型の簡易装置です。自宅に持ち帰って装着していただき、 就寝中の呼吸状態、血液中の酸素飽和状態等を
 測定します。  
               


 【 この検査でわかることは? 】
 SAS診断の指標となる、AHIやODIなどの詳しいデータが得られます。

  ・ AHI(無呼吸・低呼吸指数) 無呼吸または低呼吸(10秒以上)の、1時間あたりの平均回数

  ・ ODI(酸素飽和度低下指数) SpO2(酸素飽和度)が基準以上に低下した、1時間あたりの平均回数


 [ 当クリニックでの検査の流れ ]
 
 お電話にてご予約 → 受付、診察、SAS検査(簡易モニター)の使用方法のご説明、機器の持ち帰り*1 → 

 ご自宅にて、2晩の検査・モニター → 機器の返却と、検査結果の解析*2 → 診察にて検査結果のご説明*3

 印の計2~3回(*2と*3は、同じ日に受けていただくこともできます)、ご来院いただきます。


 *検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合・・・ 
 患者さまとご相談の上、CPAPによる治療を検討します。(CPAPについては、下記をご参照ください)






 ▣ SAS治療の切り札 ・・・ CPAPで目覚めがさわやかに! (健康保険で治療できます。)

  【 CPAP とは・・・?】
 睡眠中にマスクをつけて、圧力をかけた空気を送ることで上気道の閉塞を防ぎ、睡眠時の無呼吸状態を改善します。
 SAS患者さんには、非常に有効な治療法です。 CPAPの使用により、血管内皮機能の改善や降圧作用、炎症マーカー
 の低下、内蔵脂肪量の低下、左室拡張能改善などのさまざまな効果が報告されており、心血管イベントの予防も期待
 できます。
 
  使用開始後は月に1回受診していただき、圧力の調整や効果の評価を行います。
 
 また、CPAPでの治療と同時に、肥満がある場合はダイエットに努めることや、
 気道を狭めてしまう就寝前の飲酒を控えること、禁煙などの生活習慣の改善に
 努めることが大切です。

                                                       
 



 
 TOPICS!

  CPAP治療で、血圧、総コレステロール、中性脂肪、HbA1cが改善 - イギリスの研究チームが発表

  SASで認知症のリスクが約2倍に増加 - カリフォルニア大学の研究チームが発表 




 ■ ご案内 ■  
 
 当クリニックでの睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査や治療について、詳しくは、お気軽にお電話にてお問い合わせ
 ください。

 検査や診察のご予約につきましても、お電話 または 当クリニック受付にて承っております。
      
  06-6318-5745


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