高血圧 四方山話 - 血圧に強くなろう!
   

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 はじめに・・・ 高血圧とは?

 血圧とは、血管の壁に内側からかかる圧力のことで、血管の硬さや、循環血液量により決まります

 血圧が高いということは、血管壁にかかる力が通常よりも強いということで、その状態が長期間にわたると、壁に傷が

 付きやすくなり、傷がついたところが徐々に厚くなってゆきます(動脈硬化)。

 高血圧は、動脈硬化の進展や脳血管疾患、心疾患の発症と深く関わっており、放置することは非常に危険です(図1)。

 「健康日本21」によると、血圧が10 mmHg上昇することで、脳卒中や心疾患のリスクが 20%増加することが報告されて

 います1。また、血圧と腎臓は密接にかかわっており、血圧が高いと腎機能に大きな負担がかかりますし、また、腎機能障害が

 血圧を上げるという悪循環に陥ってしまいます(図2)





  *1 「健康日本21」2000 より




(図1)






(図2)






 日本の高血圧患者さんは約4,000万人にのぼりますが、その半数の方が、コントロールが不十分であるといわれています2

 症状がないから・・・と、血圧が高いまま放置するのではなく、患者さん自身がまず高血圧に対しての正しい知識を持ち、

 どのような治療法があるのかということをしっかりと理解して、生活習慣の改善を計った上で、最適な治療を受けることが

 大切です。




  *2「第5次循環器疾患基礎調査」2000 より








 高血圧の原因は?

 日本人の高血圧のほとんど(約90%)を占める本態性高血圧は、「遺伝素因」と「環境因子」が絡み合って発症します。

 高血圧の発症は遺伝の要素も強く、両親が2人とも高血圧だと、子供が高血圧になる確率は約50%、片親が高血圧の

 場合は、約30%程度と言われています3。ですので、「高血圧になりやすい人」「なりにくい人」というのはもちろん

 ありますが、それだけではなく、やはり「環境因子」・・・生活習慣が大きく関わります。

 つまり、減塩を基本としたバランスの良い食事や、腹八分目を心がけること、肥満の解消、節酒、禁煙、適度な運動など、

 日々の生活での工夫や心がけが、高血圧の予防やコントロールのために、非常に重要なのです
(図3)

 (高血圧の方が気をつけたい生活習慣・・詳しくは>>こちらをご覧ください。)

 
  *3 厚生労働省ホームページ「生活習慣病を知ろう」より



(図3)






 また、高血圧患者さんのうち約10%を占めるといわれている「二次性高血圧」は、腎疾患や原発性アルドステロン症、

 甲状腺機能障害、睡眠時無呼吸症候群などの他疾患が原因で引き起こされる高血圧です。こちらの場合は、原疾患

 の治療を優先して行います。






参考資料 : 

高血圧ガイドライン 2009 (日本高血圧学会)
家庭血圧の指針 第2版 (日本高血圧学会)
今日の治療薬
特定保健用食品データブック (監修:国立健康・栄養研究所 ; 南山堂)






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