千里中央駅前クリニック
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息切れ外来のご案内


 
■その息切れ、COPDかもしれません!

 COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、タバコなどの有害物質を長期間吸い続けることで肺が炎症を起こし、慢性的に気道が閉塞し肺への空気の流れが悪くなる病気の総称です。

 COPDの最も多い症状は「息切れ」ですが、「年齢のせいかな・・・」、「ちょっと疲れているだけ」などと軽く考えて放置していると、重症化してしまうこともあります。
2004
年に行われた大規模臨床研究の結果、日本におけるCOPD患者さんの数は500万人と推定されていますが、その内、治療を受けている方は22.3万人と、わずか4.5%でした。(図1)


        
(図1)年齢別のCOPD有病率と、日本における推定患者数


 COPDは、糖尿病や高血圧などの生活習慣病に比べると認知度が低く、あまり重大に考えていない方も多いかもしれません。しかし、COPDによる死亡数は世界中で急激に増加しています。(2004 死因第4位;WHO(世界保健機関)発表)

日本でも、COPDは死亡原因の第9位となっており(2011年;厚生労働省発表)、今後さらに増えると予想されています。(図2)

        
(図2)日本の死亡原因と、COPD患者数推移の予測

 COPDの初期ではあまり症状がなく、かなり進行するまでわからないこともあります。
「息切れがする」「せきやたんが続く」など、
COPDを疑う症状がある方は、一度、呼吸器内科で相談してみましょう。特に、タバコを長年吸っている方、過去に吸っていた方は、リスクが高く、注意が必要です。

COPDチェック!

 【mMRC質問票】 COPDの診断、管理、予防のための問診票です。

グレード分類

0~4のうち、あてはまるものはどれですか。(1つだけ)

0

激しい運動をした時だけ息切れがある。

1

平坦な道を足早で歩く、あるいは緩やかな上り坂を歩く時に息切れがある。

2

息切れがあるので、同年代の人よりも平坦な道を歩くのが遅い、あるいは平坦な道を自分のペースで歩いている時、息切れのために立ち止まることがある。

平坦な道を約100m、あるいは数分歩くと息切れのために立ち止まる。

息切れがひどく家から出られない、あるいは衣服の着替えをする時にも息切れがある。

グレード分類1以上の方は、「息切れ」により、日常生活に支障をきたす可能性があります。生活の質を改善するため、専門科で相談し、治療について専門医師に相談しましょう。



COPDの検査

息切れの検査は、主に「スパイロメトリー」や問診で行います。

・スパイロメトリー

スパイロメーターという測定装置を使って、肺活量や換気量を調べます。ホース状の酸素吸入口に口をあて、息を大きく吸って吐き出します。吐き出して得られた肺活量を「努力肺活量」とし、年齢や性別、身長から得られた「予測肺活量」で割った値や、最初の1秒間で吐き出された肺活量を努力肺活量で割った値(1秒率)で診断します。・

 また、咳や痰がある場合は、胸部レントゲン撮影を行う場合もあります。

COPDの治療

COPDの治療で一番大切なのはもちろん「禁煙」ですが、薬物療法では主に軌道を広げたり炎症を抑える吸入薬を使います。それでも症状の進行が見られ、生活に著しい支障が生じる場合は、「在宅酸素療法」や「外科療法」が選択されます。


【気管支拡張薬】

◎ 抗コリン薬 ( 製剤名:スピリーバ、シーブリ など )

COPDでは第一選択薬となります。気管支の収縮を抑え、呼吸を楽にする働きがあります。長期間使用しても作用が弱まることがなく、スピリーバやシーブリ等の長時間作用型では、1日1回の吸入で24時間以上効果が持続します。


◎ β2刺激薬 ( 製剤名:セレベント、オンブレス、サルタノール、メプチンエアー など )

カテコラミンのβ受容体を刺激し、気管支拡張作用を発揮します。また、気道分泌物の排泄を促進する作用もあります。副作用として、以前の製剤に見られた心刺激作用は少なくなっていますが、振戦等には注意が必要です。


◎ 抗コリン薬・β2刺激薬配合剤 ( 製剤名:ウルティブロ など )

上記2つの製剤(シーブリとオンブレス)を含有する吸入剤です。どちらも長期作用型で、長期の管理薬として優れた効果を発揮します。2013年に承認されました。

【ステロイド薬】( 製剤名:フルタイド、パルミコート など

気管支拡張剤で効果が不十分なときに、炎症を抑えるステロイド薬の併用が考慮されます。



【ステロイド・β2刺激薬配合剤】 製剤名:アドエア、シムビコート など 

炎症を抑えるステロイド薬と気道を広げるβ2刺激薬が配合されています。増悪を繰り返すなど、症状が不安定でやや重い場合に選択されます。



■千里中央駅前クリニック「息切れ外来」(呼吸器内科)

【担当医】

朝野和典 医師(阪大病院感染制御学講座教授) 月曜午前診 担当

森村治 医師(阪大病院呼吸器内科) 金曜夜診 担当

三宅浩太郎 医師(阪大病院呼吸器内科) 金曜夜診 担当


【協力医】

木島貴志 医師(阪大病院呼吸器内科病院教授)



受診を希望される方は、お気軽にお電話(06-6318-5745 )または当院受付にてご予約ください。

息切れ外来(呼吸器内科)の診療スケジュールは>>こちら をご覧ください。



千里中央駅前クリニック
〒560-0082 大阪府豊中市新千里東町1-4-2 千里ライフサイエンスセンター3F TEL.06-6318-5745 FAX.06-6318-5746


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